十返舎一九の描いた『東海道中膝栗毛』の現代語訳や解説記事のリンク一覧です。
『東海道中膝栗毛』とは
👑弥次さんと喜多さんが江戸から東海道を辿って伊勢神宮に参拝し、さらに京都と大阪を巡る全八編のシリーズ作品です。
👑弥次喜多コンビの滑稽で自由きままな珍道中が人気を呼んで、江戸時代の大ベストセラーになりました。
👑膝栗毛とは徒歩の旅を意味しています。
主人公

通称 弥次さん。旅の出発時点で、数え年の50歳(満49歳)。

通称 喜多さん。旅の出発時点で、数え年の30歳(満29歳)。
弥次さん喜多さんの愉快な掛け合いと共に、江戸時代の旅をお楽しみください。
初編(東海道の旅)

江戸の借家で暮らす怠け者の弥次さんと居候の喜多さんは、やかん頭の老人になってからの茶呑み話を蓄えようと、2人で国々の名山勝地を巡る長旅に出ることを決意します。
江戸を出発~箱根宿
● 【初編①】旅の一日目(前半)<江戸からの旅立ち~川崎宿>
江戸の神田八丁堀の借家を手放し、旅に出る準備を整えた弥次さんと喜多さんは、江戸の玄関口高輪を通過し、2人の愉快な珍道中が始まります。
● 【初編②】旅の一日目(後半)<神奈川宿~戸塚宿>
海を望む台町(神奈川宿)の茶屋で食事をした2人は、旅路を楽しみながら最初の宿泊地戸塚宿へと向かいます。現横浜市内の3つの宿場編。
● 【初編③】旅の二日目(前半)<戸塚宿を出発~藤沢宿>
戸塚宿の旅籠を出発した2人は、乞食坊主に遭遇したり、あやしげな茶屋に立ち寄ったりしながら藤沢宿にたどり着き、そこから駕籠に乗って平塚宿へと向かいます。
● 【初編④】旅の二日目(後半)<平塚宿~小田原宿>
大磯宿では虎が石のある延台寺や鴨立沢のお堂へと、初めて街道筋の観光名所に立ち寄ります。2人が道行く先々で歌を詠んだり謎かけを楽しむ”教養回”です。
● 【初編⑤】旅の二日目 宿泊編<小田原宿での長い夜>
2日目の宿泊地である小田原宿で、2人は五右衛門風呂でドタバタ劇を繰り広げ、さらに宿の下女と夜の約束を取り付けて、物語は初編の山場を迎えます。やや長めのストーリー編。
● 【初編⑥】旅の三日目<小田原宿を出発~箱根宿> 初編完結
夜明けと共に小田原宿を出発した2人は、東海道最大の難所・箱根八里の石畳の山道を進みつつ、箱根湯本や賽の河原、箱根の関所を通過して、初編のラストを迎えます。
現代語訳を読みながら、マップで位置やルートを確認するのにおすすめです。初編の旅の行程をおさらいできます。
八編(大阪の旅)

大阪にやって来た弥次さんと喜多さんは、佐平次の案内で数日かけて大阪(いずれも現在は大阪市内)の観光名所や盛り場を自由きままに巡っていきます。
👑完結編にして、江戸時代の大阪観光ガイドとしてもおすすめです。
大阪市中の名所めぐり
● 観光初日 大阪中心部一日観光<高津宮~道頓堀編>
● 夜の遊興 江戸時代の三大遊郭<新町遊郭編>
● 観光二日目 大阪南部一日観光<生玉・天王寺~住吉編>完結
解説を読む
総合解説
●【解説】『東海道中膝栗毛』とは? 本の要点総まとめ
●『東海道中膝栗毛』面白いエピソード集
●【経歴・街歩きマップ付】十返舎一九の生い立ちをたどる
●【パブリックドメインの活用法】著作権切れの書物や浮世絵画像の入手方法と使用のルール
資料リスト
● 使用画像(パブリックドメイン)一覧
活動記録/制作記録
●【総合】まち歩きプログラム「弥次さん喜多さんと街歩き」
●【投稿一覧】弥次さん喜多さんと街歩き ~活動の歩み~
その他の古典文学
● 式亭三馬の代表作『浮世風呂』『浮世床』とは?本の要点総まとめ
● 総合ページ